銀塩時代の話であるが、低感度フィルムを使ったり、中〜大判を使用すると、肉眼を越えた描写を楽しむことができた。目では見逃してしまったものをあとでじっくり見ることにより発見したり、陶器のような滑らかな物が肉眼とはまた異なる質感を発したりするのを見ることができたからだ。しかし、デジタルではなかなかそうはいかない。確かに、デジタルの進化は日進月歩であり、PCのディスプレイサイズで見ている限りではコンデジでも一眼でもさほど変わらない綺麗な写真が撮れるようになってきた。しかし、先に書いたように、細部を見てしまうと落胆する。デジタルを、ディスプレイサイズから等倍に切り替えるとそこにはギザギザの見るに堪えないモザイクが出現する。一眼はコンデジより遥かにマシだが、それでも肉眼より新しい発見ができるほど良くはない。等倍で細部を鑑賞するなら、今のところ35ミリフルサイズのセンサーが最低必要だと思う。しかし、こいつはよく写る。apsサイズは確実に凌駕する。レンズ性能も秀逸で、周辺に至るまで隙がない。PCのディスプレイ上で等倍にして楽しめる数少ないカメラでありコンパクトカメラ(というのはでかいが)では唯一である。レンズ交換不可だし、操作性はよくない。ボディはまるでビンゴゲームの景品のフィルムカメラの様だし、あらゆる点でフルサイズ一眼との総合的な比較は難しいが(というか、コンパクトさ以外完敗)、画質だけなら同等だ。絶対画素数が小さいので、単純には比較はできないのであるが、とにかく見ていて気分がよい。ところで、である。ネット上ではjpegは話にならず、rawでの撮影が前提のような記述がまま見られるが、そんなことは無いと思う。並べて見ると確かに色の乗りや、質感、ノイズなどrawが上だが、jpegも優秀。同じセンサーなのだから当然だ。横に画像を並べて見なければ、区別を付けにくいはず。jpegにするメリットは読み込み速度の向上と、パソコンでの現像が不要な点だが、このカメラは操作性が悪いので、いずれにしろ撮影には時間がかかってしまう。従って、jpegで2秒ほど、rawで10秒近い次のコマへの待ち時間の違いはそれほど気にならない。現像ソフトもなかなか使いやすいので(PCのパワーによるだろうが)、rawも気軽に撮れる。しかも、撮影者はやっぱりjpegとrawを横に並べて見てしまうので、raw絶対説が生まれるのだろう。また、液晶は日中などは本当に見えないので、露出やホワイトバランスが当たっているのかあまり分からず、適当に撮るしかないことも多い(笑)従って、後処理で何とかするにも後で融通の利くrawの方が有利であることは間違いない。一つ気になったのは、開放f4では最高速度2000分の1が切れないこと。オートだけでなく、マニュアルでも然りである。せっかくの大面積センサーのメリット=ボケ味を活かすため、開放を多用したいと思っても、周囲が明るすぎると絞らざるを得ない。iso感度を落とす、ndフィルターの使用など対策はあるが、ただでさえ悪い操作性がより悪くなる。開放から高速シャッターを使用できるようにして欲しかった。.

2009年10月10日リリース。foveon x3+16. 6mm f4という組み合わせを世に問うた『dp1』の後継機である。sigmaがまず『広角』を世に問うたということがぼくにはとても興味深い。sigmaという会社は派手な宣伝はまったくしない会社である。だからこのdp1sの能力を知るために是非ともやって欲しいのがネットの画像検索を『dp1』で試みることだ。きっとその画像に驚かれると思う。ただ、このsigma dpシリーズというのは、パーツも含めて各機種がどのように違っているのかがネットで検索しても実に要領を得ない機種だと思う。このカメラで撮ったすばらしい画像は多々ネットにアップロードされているのに、機種別のマトリックスがまともに存在しないのだ。宣伝活動に熱心でないのは分かるが、いくらなんでも少なすぎだと思う。ということで、集めた情報をまとめておきたい。・dp1は対角線画角は35mm換算で約75度、dp2は約51度・dp1にはオート・モードがあり、dp2にはオート・モードがない・最も重要なfoveon x3センサーについてccdやcmosは輝度信号しか出力できない。いわばモノクロのセンサー。そのためr、g、bのカラーフィルタをベイヤー配列することで色情報を得ている。そのため一画素につきrgbいずれか一色だけの色情報となる。そのため画像処理段階で補間処理を実施しフルカラー情報を作成している。それに対してfoveon x3は1つの画素が三層の構造を形成していて、上からb、g、rの順に取り込むため、rgb3色でフルカラー情報を獲得できる。また、この方法によりベイヤー方式の偽色の発生がなく、ローパスフィルタが不要となり解像度が失われない。・dpシリーズはいずれも1,400万画素ちなみに、これをcanonのラインナップと比較してみると、キャノンが『プロフェッショナルモデル』にカテゴライズしているeos-1 ds mark iiiは2,110万画素、eos-1d mark ivは1,610万画素。キャノンが『ハイアマチュアモデル』にカテゴライズしているeos 5d mark iiは2,110万画素。eos 7dが1,800万画素。eos60dが1,800万画素。eos 50dが1,510万画素。当然、canonはfoveon x3は使用していない。・dp1のレンズは16. 6mm f4。dp2のレンズは24. 8。いずれも単焦点レンズ。・dp1sとdp1xの差は一言で言えば画像処理エンジンが『true』から『true ii』になったこと。・dp2とdp2sの差も画像処理エンジンが『true』から『true ii』になったこと。・大手価格比較サイトのスペック比較では撮影感度がiso100からになっているが、ファームウエアによりdp1ですら2010年6月12日提供ファームウェア1. 03によりiso50からになっている。iso50からが正しい。一つ強調したいのは、『dp1』にしても『dp2』にしても『s』→『x』とバージョン・アップしているが、基本的にfoveon x3とレンズ群には変更がない。つまり、マニュアルに近づければ近づけるほど驚くほどの差異が感じられなくなる。つまりほとんど同じカメラだということだ。なにしろiso100の世界でこのカメラは孤高の地位を確立していると思う。絶対に手に入れるべき一台である。.

「imaging resource comparometer digital camera image comparison」で画像を見たときは驚きました。コンパクトデジカメの癖に1眼に負けてない!てか越えてる?しかしながら、レスポンスが悪く、液晶が見にくい等、安易に買う物でないこと。よって、購入には覚悟が必要でしたが、できあがるリアルな写真(他のデジカメ写真は、 ディザリングされているように見える)に感動する方が大きく、遅さは全く気にならなくなりました。ただ、液晶は粗悪ですね。室内など、薄暗い場所ではモノクロディスプレイのようです。でも、買って良かったです!.

だれが撮っても奇麗にとれる、という簡単なカメラではありません。最低限、シャッター速度と絞りの関係や、ブレとはどうして起きるか等のカメラの知識が必要になります。コンパクトカメラ的な見た目ですが、内蔵ソフトは簡素なため、まるでマニュアルのフィルム一眼レフのような操作性です。 ●デザインとてもシンプルな見た目です。グリップ部が持ちづらいので、リチャードフラニエックのカスタムグリップをつけると、実用的になります。ttp://oriental-hobbies. Com/?pid=8205318見た目よくわからないですが、アルミ外装です。●操作性ボタンの反応など、若干ワンテンポ遅れる感じがすることがあります。出来る事そのものが少なく、設定類も少なめですので、迷いにくい操作性であるとは言えます。●画質孤高です。rawで撮ってsppで仕上げると、ものすごく奇麗な仕上がりになります。出力画素数が少なめなものの、恐ろしいほどリアルな描写をすることが多く中判カメラのようである、という評価にもうなづけます。安物のaps-cカメラには余裕で勝てます。●機能性顔認識も、手ブレ補正もありません。オートホワイトバランスも怪しいです。jpegの画質はそれほどよくありません。絞りもf4始まりで、そして基本感度がiso100なので動きのある被写体に対してもシャッター速度が稼ぎにくいです。オートフォーカスは速度はそれほど速くないものの、そこそこ正確です。それから、露出のオートブラケット機能が地味に使いやすいです。●処理速度撮影後の待ち時間が長いです。class6以上のsdをつかえば、ちょっと速くなるものの、それでも7秒くらい待たされます。連続的にパシャパシャと撮れるカメラでは有りません。 マニュアルのフィルム一眼レフを使っていた事が有る人は、「別に普通」という感想を持つかも知れません。逆に、いまどきのコンパクトデジカメを使っていた人は、ぶれぶれの写真を連発させることになるでしょう。カメラの知識がきちんとあり、このカメラの長所を理解し、短所を回避できる能力がある人には良い道具となりますが、とにかく楽して奇麗な写真をとりたい、という人にはまったく向きません。■つかいこなしについてf6. 3が一番シャープに撮れる絞りです。晴天下ではf6. 3がいいと思います。ちょっとでも暗くなったらf4まで開く。isoは可能な限り100で頑張る。露出計はそこそこ正確なので絞り優先モードでok。「明るく撮って現像時に暗くする」ほうがカラーノイズが少なくなるので露出補正で高目に設定しておくか、+-0. 7のオートブラケットをして撮る。手ブレ軽減には、前述のカスタムグリップと、フードアダプタを装備して左手はアダプタの下に添えると手ブレの可能性が減ります。plフィルタを付ける場合、コントラストaf機なので、「c」plでなくてもよい。基本的な解像感が高いため、クローズアップレンズを付けても殆ど劣化しない。.

  • 感動しました。
  • 今更ながら
  • 細部を楽しめる

シグマ デジタルカメラ DP1s

  • モデル番号を入力してください
    これが適合するか確認:
  • メーカー型番 : DP1s
  • 画素数 : 1406万画素
  • サイズ : 11.3(W) x 5.95(L) x 5.03(H)mm
  • 撮像画面サイズ : 20.7×13.8mm
  • 記録メディア : SDカード/SDHCカード/マルチメディアカード

画質はデジタルカメラ全体の中でもトップクラスです。しかし、使い勝手はとても悪い(笑)画素数が気になる人は使う必要なし。自然な解像感。独特の発色。なぜか中判写真をイメージさせます。.

中古での購入は少し躊躇いましたが、とても奇麗で今のところ問題なく使用しています。憧れのフォビオンは期待以上の絵を見せてくれます。素晴らしいですね。忘れかけていた写真に対する気持が復活しました。追記 きっと、このカメラは良いレンズと異次元のセンサーで肉眼とは違う部分が捉えられるのかもしれませんね。とても素晴らしい描写で、このカメラだから撮影したくなります。苦手と言われる太陽を入れて色かぶりしても自分にはとても魅力的です。.

ワタシはシグマのカメラではなくfoveonのカメラを買いました。sd9の衝撃を受けて以来、ずっとfoveon素子の解像感にあこがれていました。その辺のコンデジは論外として、他社の一眼デジタルよりも好きな画質です。それは最終出力先がプリントかディスプレイかにもよるものと思いますが、私は後者なのでそう感じるのかもしれません。それはそれとしてかなり価格も下がったことだし、欠点はそこらのサイトでさんざん読んだ上で納得(というか妥協)して購入しました。欲をいうならば、28mm相当ではなくて24mm相当のモデルを出して欲しいなぁ。.

購入から1年くらい経ちましたが簡単なレビューを。みなさんご承知のとおりかなりの曲者です。ですが. それを補うだけの満足感はあります。画質や写真の空気感など特筆すべきことは多々あります。その辺についてはさんざんレビューにて囁かれてきたことなので以上です。1眼との併用で旅先ではかならず撮り比べるようにしていますが、dpは被写体を考えて「ここぞ!」という時に活躍している気がします。発売当初からの価格を考えると良い買い物だったと思います。.

8 macro), finepix s6000fd, finepix f50fdを所有しています。すべて古いカメラですが、1ds mark2はここぞという時のカメラ。s6000fdは高感度・室内専用。f50fdは手軽に持ち出せるようにと使っていました。ところが、1ds mark2にレンズを装着するととてもじゃないけど気軽に持ち歩ける重さではなく最近は稼働しておりませんでした。s6000fd, f50fdについては画質に不満がありました。dp1sは、1枚撮った後数秒(3枚連射の後は10数秒)待たされる、液晶は大ざっぱな構図の確認や被写体が目をつぶってないかくらいの確認にしか使用できない、iso800までしかなくレンズが多少暗い、操作が特殊、jpegでの画質や色が悪く(他のコンデジよりはいいですが)rawで撮ってパソコンで現像処理をしないといけない、最近のデジカメに付いていて当然の顔認識や手ブレ補正はない…等々欠点がたくさんあります。ただ、出てくる絵は凄すぎます。通常のデジカメで木々を撮ると葉の一枚一枚がよくわからないのっぺりした絵になってしまいます(たとえ1ds mark2でも)が、dp1sで撮ると葉の一枚一枚がしっかり葉の形をしており背景の空はしっかり遠くに見え奥行きがあります。目で見たままの描写に近いと思います。レンズも歪みがほとんど感じられずボケも自然で、その辺の一眼レフのレンズより優秀だと思います。欠点については、連射できない…1ds mark2で子供や猫を連射して100枚以上の似た写真の中からベストショットを探すのは苦痛でした。これからは、しっかり狙って撮るようにします。液晶…広角ですが被写体が近いと被写界深度が浅いので、まともにピントの確認ができる程度の液晶が欲しかったです。ほぼ、afで困ることはないですけど。iso800までしかなくレンズが暗い…自分は室内撮りが多くこれは困るので、バウンス撮影用に外部フラッシュを使用しています。外には持っていきませんが。操作が特殊…慣れです。現像処理をしないといけない…これはなんとかしてほしいですね。なるべく手間はかけたくないですから。もちろん、ここぞという写真はrawで撮ります。便利機能…いっさい使わないので自分は困らないです。と、ほとんどの欠点は自分には問題にならず、この大きさ・軽さ・画質という利点からメイン機になっています。人は選びますが、はまる人にははまるカメラです。.